宮崎 こんにちは、宮崎です
今回は、SHIFT AIという生成AIの学習コミュニティについて調べてみました。
広告では「誰でも最短ルートで収益化目指せる」「AI副業で+月20万」という言葉で、無料セミナーへの登録を案内しています。
強気な言葉に気持ちが動く方もいると思いますが、私のところにもSHIFT AIについて聞かれることが増えてきました。
実際に登録して調べたところ、料金や実績の見せ方に注意すべき点がいくつも見つかりました。
すでにセミナーへ登録した方も、まだ申し込むか決めかねている方も。
セミナーの中身から料金、代表・木内翔大さんの経歴まで、順番にお伝えします。
宮崎 まずは、実際にセミナーへ登録した結果からお伝えします。
SHIFT AIは詐欺?調べてわかった結論
SHIFT AIが詐欺かというと、そこまで言い切れる材料はありませんでした。
運営会社は法人番号のある実在の企業で、代表者の名前も特定商取引法のページに明記されています。
ただ、料金に見合う中身があるかというと、いくつか引っかかる点がありました。
まず、広告ページと公式サイトで「会員数」の数字がバラバラでした。
さらに、月払いプランを途中でやめると、払ったお金が一切戻ってこない仕組みになっています。
セミナーへの入口となる広告ページを確認すると、こういう作りでした。

「誰でも最短ルートで収益化目指せる」という強気な言葉が、大きく打ち出されています。
運営元は実在するが、広告の見せ方と解約条件には注意が必要。
これが、今回の調査で私が出した結論です。
宮崎 正規の会社だからこそ、細かい条件までちゃんと確認してから申し込んでほしいです。
セミナーへの申し込みで迷っているなら、決める前に今の状況を送ってください。
料金や解約条件まで含めて、私が調べた範囲でお答えします。
SHIFT AIとは?生成AIを学ぶ大学のようなコミュニティ
SHIFT AIは、生成AIの使い方を体系的に学べる有料の会員制コミュニティです。
まず、公式サイトを確認したところ、次のように書かれていました。

「日本をAI先進国に」というキャッチコピーのもと、会員数20,000人突破、講師数100人突破、講座数50コース・動画1,000本以上という数字が並んでいます。
公式サイトでは「SHIFT AIはスクールではなく、AIを学ぶ大学のような場所」と説明されていました。
学べる内容としては、動画教材やAI専門家によるウェビナー、月1回の会員限定イベント、Discordでの情報交換などが挙げられています。
読み進めていくと、こんな悩みを抱える人に向けたサービスだと書かれていました。

「1人でAIスキルを習得できるか不安」「本当に役立つAI情報を見極められない」といった悩みに寄り添う形で、SHIFT AIへの登録を案内する作りになっています。
AIを学びたいけど何から手をつけていいか分からない、という気持ちは私にもよく分かります。
宮崎 悩みに寄り添う作り自体は、よくある広告の型だと思います。
ただ、このページを読み進めていくうちに、少し気になる点が出てきました。
会員数は20,000人と40,000人で表記が食い違う
同じ公式サイトの中でも、会員数の表記が一致していません。
ページの一番上では「会員数20,000人突破」と書かれているのに、少し下にスクロールすると別の数字が出てきます。

「実績と信頼性」という項目では「会員数40,000人の信頼感」と書かれていました。
同じページの中に、20,000人と40,000人という2倍差の数字が両方存在しているということです。
ページの上と下で、会員数が2倍近く変わるのはさすがに引っかかります。
さらに、広告経由で流れてくる別のページでは「セミナー参加者数22万人突破」という、また別の桁の数字を見かけました。

会員数とセミナー参加者数は別の指標だとしても、案内するページによって前面に出す数字がここまで変わるのは不自然です。
宮崎 一次情報の数字は、本来どのページでも一致していないとおかしいはずなんです。
この広告ページには、もう一つ気になる作りがありました。
先ほどの画像の左上には、目立つ文字で「田村淳」という名前が縦書きで入っています。
小さな文字で「セミナーに田村淳さんは参加しません」という注記もあり、実際に教えるのはSHIFT AI代表の木内翔大さんです。
田村淳さんが公式アンバサダーを務める中小企業支援プロジェクトに参加していること自体は事実のようですが、広告の目立つ場所に名前を置きながら、参加しないと小さく断る作りには違和感が残ります。
言葉だけでは判断がつかないので、次は実際にセミナーへ登録した中身を見ていきます。
SHIFT AIのセミナーに登録するとどうなる?
登録すると、まず予約カレンダーからセミナーの日時を選ぶ流れになっています。
このカレンダーを見たときに、真っ先に気になったことがありました。

訪問した日である8月12日より前の日時は、月初から一つ残らず「満席」と表示されています。
その一方で、8月12日以降の日時は、月末まですべて「参加」可能と表示されていました。
予約が本当に埋まっているなら、満席と参加可能がここまできれいに日付で分かれるのは不自然です。
過去の日程が全部満席というのは、単に「今日より前の日程は選べません」という表示上の処理である可能性もあります。
ただ、それなら「満席」ではなく「受付終了」のような表記にするのが自然で、あえて満席と見せる作りには、埋まっている印象を持たせたい意図を感じます。
宮崎 ただ、登録しないことには先に進まないので、名前とメールアドレスを入れて予約していきます。
予約するとすぐに、木内翔大さん名義の確認メールが届きました。

件名は「シークレットセミナー詳細」で、開催日時とオンライン会議のリンク、参加用のIDが記載されています。
セミナーの内容は、AI攻略講義2時間、AI大学説明会30分、質疑応答30分の合計3時間という想定でした。
3時間のうち2時間半が講義と説明会で、質疑応答は最後の30分だけという時間配分です。
セミナー前には、講師紹介の資料も届きました。

木内さんの肩書きとして「GMO AI&Web株式会社 AI活用顧問」「Xフォロワー10万人超」「利用者数No.1コミュニティSHIFT AI創設者」が並び、「半年後、あなたはAIを武器にできるプロになります」という言葉も書かれています。
半年後にプロになれるかどうかは、正直この資料だけでは判断できません。
セミナー資料の9.1%という数字は1年以上前の古いデータ
この資料には「総務省データ:生成AIを使いこなせる人は日本でたった9.1%」という一文も載っていました。
数字自体は捏造ではなく、総務省が公表した情報通信白書に実際に出てくる数値です。
ただ、私が総務省のサイトで確認したところ、この9.1%という数字は2023年度の調査結果で、令和6年版の情報通信白書に掲載されたものでした。
総務省の令和7年版情報通信白書を確認すると、直近の2024年度調査では、生成AIを利用したことがある人の割合は26.7%まで上がっています。
つまり、セミナー資料で危機感を煽るために使われている9.1%は、すでに1年以上前の、しかも今の3分の1程度の古い数字だということです。
危機感を煽る根拠が、実は更新済みの古いデータだったのは正直がっかりしました。
もう一つ細かい点ですが、この総務省の調査が測っているのは「生成AIを利用したことがある人の割合」で、厳密には「使いこなせる人の割合」とは意味が違います。
一度使っただけの人と、仕事で使いこなしている人を同じ数字で語るのは、少し無理があるように感じます。
宮崎 危機感をあおる資料ほど、元データまで確認する価値があります。
セミナーの中身自体は、AIの基礎知識から具体的な活用事例まで幅広く扱っていて、それなりに情報量のある内容でした。
ただ、後半は入会の案内が中心になっていて、そこで初めて具体的な料金の話が出てきます。
肝心の料金は、この予約ページやセミナーの案内資料には一切書かれていませんでした。

公式サイトのよくある質問を見ても「セミナーに参加していただき、案内に従って入会いただく」「決済リンクを送付する」としか書かれておらず、金額はセミナーに参加しないと分からない仕組みです。
料金を知りたいだけの人にとっては、少し不親切な作りだと感じました。
SHIFT AIの料金と中途解約の実態は?
料金は、特定商取引法のページに記載がありました。

プランは2種類で、年払いが217,800円、年間分割の月払いが21,780円を12回で総額261,360円です。
分割で払うと、一括より43,560円ほど多く支払うことになります。
入会金や初期費用の記載は見当たらず、この年額プランだけが基本の料金体系のようでした。
年間21万円台の費用は、副業スクール系の相場としてはとりわけ高すぎるわけではありません。
21,780円という月額を毎月払い続けられるかどうかは、家計と相談して決めるべき金額だと思います。
問題は、金額そのものより、途中でやめたときの条件でした。
月払いプランを途中でやめても払った分は一切戻らない
特定商取引法のページには、中途解約したときの手数料についても細かく書かれています。

年払いプランの場合、3か月で解約すると、経過分54,450円を差し引いたうえで解約手数料65,340円が発生し、返金額は98,010円になります。
一方、月払い(分割)プランの場合は、既払い分の返金は一切なく、残りの期間に対する解約手数料が別途請求される仕組みでした。
3か月で解約した場合、既払いの65,340円は戻らないうえに、解約手数料78,408円がさらに請求され、合計の負担額は143,748円になります。
3か月しか使っていないのに、総額14万円以上を払うことになる計算です。
同じ3か月で解約しても、年払いなら約9万8千円が戻るのに対し、月払いだと逆に14万円以上を追加で払う。
この差の大きさは、契約前に必ず知っておくべき情報だと思います。
宮崎 月々の負担が軽く見える分割払いのほうが、やめるときの負担は重くなるという逆転が起きています。
契約期間についても確認しました。
最低利用期間は契約から1年間で、解約の申し出がなければ同じ条件で自動的に1年更新されます。

解約するには、入会日の前日を解約日として、その1か月前までに専用フォームから手続きする必要があります。
うっかり手続きを忘れると、望んでいないまま1年分の料金が発生する可能性があるということです。
なお、通信販売にはクーリングオフの制度自体がなく、この点はSHIFT AIに限った話ではありません。
国民生活センターも、通信販売はクーリングオフの対象外だと繰り返し注意を呼びかけています。
ここまで説明した内容自体は、特定商取引法のページに明記されており、隠されているわけではありません。
むしろ、解約手数料の根拠となる判例まで挙げて説明しているあたりは、他の副業系サービスと比べても丁寧な部類だと思います。
ネット上には54万7,800円の生涯プランという声も
もう一つ気になったのが、価格についての別の情報です。
ネット上の受講者レビューを探すと、1年半SHIFT AIを利用したという方が「生涯学習プラン547,800円」を選んだと書いていました。
今回私が確認した特定商取引法のページには、年払いと月払いの2プランしか記載がなく、この生涯プランは見当たりません。
過去に存在した買い切りプランが今は廃止されたのか、それとも別のタイミングで案内される特別なプランなのか、私の調査では確認できませんでした。
料金として確認できたのは、年払い217,800円と月払い総額261,360円の2プランです。
ネット上の口コミにある54万7,800円のプランは、公開されているページからは確認できませんでした。
以前調べたマイウェブスクールも、無料の案内から個別相談を経て料金が判明する仕組みでしたが、SHIFT AIも似た形で、事前にすべての選択肢を比較するのが難しい作りになっています。
料金や解約条件のことで少しでも不安があれば、契約する前に一度整理しておいたほうが安心です。
SHIFT AIの口コミ・評判は本当か
料金の次に気になるのは、実際に使った人がどう感じているかだと思います。
やっぱり口コミは気になりますよね。
ネット上や知恵袋を中心に、実際の声を探してみました。
良い評判
まず、良い評判から見ていきます。
あまり勧誘はなかった。内容はかなり濃かったし、生涯サポートがあるのはすごいと思った。
ネット上の口コミより
セミナーの内容そのものについては、情報量が多く濃いという評価が複数見つかりました。
長期間利用している方のブログでは、教材が頻繁に更新される点や、実務ですぐ使えるプロンプトが手に入る点、コミュニティが活発な点が良い評価として挙げられています。
宮崎 情報量が多いこと自体は、しっかり評価されている印象です。
悪い評判
一方で、否定的な声も見つかりました。
怪しい事業者だから参加しない方がいいと思う。危機感をあおってくる印象があった。
ネット上の口コミより
講演後にもらえるはずだったアンケートの特典URLが、すぐアクセスできなくなっていた。
ネット上の口コミより
料金の高さと、コンテンツ量が多すぎて消化しきれないという声も目立ちました。
「1年間は解約できない」という噂も広まっていましたが、私が特定商取引法のページで確認した限りでは、解約自体は手数料を払えば可能で、完全に解約できないわけではありません。
ただ、その手数料の重さが「事実上やめられない」という印象につながっているのだと思います。

広告に載っている「月90万円達成」のような体験談にも、必ず「あくまで事例であり、上記のような成果を保証するものではありません」という注記が添えられています。
この注記があるということは、載っている数字が誰にでも当てはまる実績ではないと、運営側も理解しているということです。
実績を大きく見せる文字のすぐ下に、保証しませんという注記がある。
大きな数字を見せられたら、その下や横の小さな文字まで読む習慣をつけておくと安心です。
良い評判と悪い評判の両方が実際に存在していて、賛否が分かれているのが今のSHIFT AIの実態だと感じました。
SHIFT AIの運営会社と木内翔大氏を調査
最後に、一番気になる運営元を調べました。
株式会社SHIFT AIは実在する登記企業
特定商取引法のページには、次のように書かれています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 事業者名 | 株式会社SHIFT AI |
| 代表者 | 代表取締役 木内翔大 |
| 所在地 | 東京都渋谷区渋谷2丁目24-12 渋谷スクランブルスクエア |
| 電話番号 | 03-6555-3510 |
私が国税庁の法人番号公表サイトで確認したところ、法人番号4011001146521として登記が実在し、旧社名は株式会社10Xでした。
特定商取引法のメールアドレスが「10xc.jp」というドメインなのも、旧社名の名残だと分かります。
経済産業省が公開している企業情報でも、同じ渋谷スクランブルスクエアの39階に実際の事業所があり、被保険者数72人という規模が確認できました。
レンタルオフィスや一室だけの住所ではなく、実際に人が働いている拠点があるという点は、正直に評価すべきところです。
宮崎 所在地と法人格については、疑う材料はありませんでした。
代表・木内翔大氏は侍エンジニアの創業者
代表の木内翔大さんについても調べてみました。
木内さんは2013年に、マンツーマン型のプログラミングスクール「侍エンジニア」を創業した人物です。
このスクールは累計4万人以上に教育を提供し、その後、上場企業グループの傘下に入ったと複数の記事で紹介されています。
木内さんはそこから退任し、2022年3月に生成AI教育を扱う今の会社を設立しました。
ここで一つ、ネット上の指摘として気になる情報がありました。
2018年、侍エンジニア塾は「入塾金10万円が無料、10月10日まで」というキャンペーンの期限表示が、実際にはプログラムで常に「1週間後の日付」に自動更新される仕組みになっていたと指摘され、大きく報じられたことがあります。
さらに、この件を批判したブログに対して著作権侵害を理由に削除申請を行っていたことも発覚し、運営会社は「本来の目的から逸脱した利用をしてしまった」として謝罪しました。
この件について消費者庁による正式な処分が出たという記録は、私が調べた範囲では見つかりませんでした。
2018年の一件は、あくまで木内さんが過去に運営していた別の会社での出来事です。
今回確認した限り、現在のSHIFT AIの特定商取引法ページや予約サイトに、同じような期限のごまかしは見当たりませんでした。
ただ、期限を偽って急がせる手口を過去に指摘された人物が運営しているという事実は、知っておいて損はないと思います。
宮崎 過去のことをそのまま今の会社に当てはめるつもりはありませんが、知っておく価値はあると思います。
会社としての実在性はしっかり確認できた一方で、広告の見せ方には、以前と地続きに見える部分も残っていました。
SHIFT AIは注意が必要|まとめ
会員数の食い違い。
古い統計を根拠にした煽り文句。
すべて満席のカレンダー。
月払いを解約したときの重い負担。

会社は実在しますが、広告の数字を鵜呑みにして申し込むのは危険です。
AIのスキルを身につけて仕事や副業に生かしたいという気持ちそのものは、まっとうなものだと思います。
その気持ちに、あとから9.1%という古い数字や、すべて満席のカレンダーで火をつけられているとしたら話は別です。
「セミナーには参加したけど、入会は決めきれていない」
「もう入会したので、解約したときの負担額を知りたい」
どちらの状況でも、今の状況を教えてください。
今回私が調べた料金・解約手数料・木内さんの経歴を踏まえたうえで、他のAI学習サービスと比べてどうなのかを一緒に見ます。
すでに入会していて解約を考えている方は、いま何か月目かだけ教えてもらえれば、負担額の見当をお伝えできます。
月払いで契約している場合、解約が早いほど、払った分に対する負担の割合は重くなります。
宮崎 こっからですよ🔥
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