宮崎 こんにちは、宮崎です
以前、「堀江貴文が逮捕された」というデマ広告について、Fertinexという商材名で調査したことがあります。
先日、同じ広告のリンクを改めて開いたところ、商材名がShift Levora Sysに変わっていました。
見出しも写真の並びも、堀江貴文が生放送中に日本銀行の総裁と衝突して連行される、という筋書きも、前回とまったく同じです。
変わったのは名前だけで、Shift Levora Sysは前回私が調べたFertinexという広告の作り直しでした。
登録も入金も、今すぐやめてください。
宮崎 広告の名前さえ変えれば、また新しい商材として通用すると考えているのかもしれません。
前回の調査で残していた記録と照らし合わせながら、Shift Levora Sysの中身を改めて確認していきます。
Shift Levora Sysは詐欺?|結論
Shift Levora Sysは、運営会社も特定商取引法(ネットで商品やサービスを売るときのルール)の表記もないまま入金を求める広告で、登録はおすすめできないと判断しました。
理由は大きく2つあります。
ひとつは、前回調べたFertinexという商材と、広告の中身も公式サイトの作りも同じだったこと。
もうひとつは、登録後に誘導されるFxVergeという海外サイトの実態が、調べてもまったく確認できなかったことです。
広告の見出しは、前回確認したものと一言一句変わっていませんでした。

見出しの文言、写真の並び、デモの様子まで、ドット1つ違いませんでした。
宮崎 中身をまるごと使い回して、名前だけ変えて配信し続けているようです。
すでに前回の記事を読んで不安になっている方も、今回この広告を初めて見た方も、実際に確認した内容を順番にお伝えします。
Shift Levora Sysの広告に書かれていた内容を確認
Shift Levora Sysの広告は、堀江貴文と日本銀行総裁・植田和男の対談を装った作りになっています。
対談の中で、堀江貴文役がこう発言します。
「銀行は人々のお金を安い金利で預かり、その資金で自動売買システムに投資している」。
そのシステムの名前としてShift Levora Sys、最低入金額40,000円が示されます。
この金額は、前回Fertinexの広告で見た金額と1円も違いませんでした。

画面の作り自体は前回とまったく同じで、名前の部分だけが差し替えられています。
前回Fertinex調査時に、同じ対談シーンで「プラットフォームの名前はSlide 100 Fertinex」と紹介されていた画面がこちらです。

宮崎 セリフも展開も、同じ台本を使い回しているとしか思えません。
この後、堀江貴文役が警察に連れて行かれ、翌日「法律違反は認められなかった」として釈放される、という流れも前回同様でした。
通勤中や休憩中に流し読みしただけでは、前回見た広告との違いに気づく人はほとんどいないと思います。
Shift Levora Sysの登録ページを確認
Shift Levora Sysの公式サイトを実際に開いて確認したところ、入力を求められたのは名・姓・メールアドレス・電話番号の4項目でした。
前回、Fertinexの登録ページで確認した入力フォームがこちらです。
氏名・メール・電話番号を入力する項目は、今回のShift Levora Sysでも共通していました。

公式サイトには「無料アカウントを作成」と書かれていましたが、フォームの下にはこんな一文もありました。
Shift Levora Sysの公式サイトには、こう書かれていました。
「このサイトはマーケティング目的の一般的な情報リソースとして機能します。このプラットフォームの管理者は、取引、仲介、または投資に関連するいかなる取引活動にも関与または支援しません」
お金の取引には一切関わらないと自分から宣言しているサイトが、40,000円の入金を前提にした広告を出しているのです。
宮崎 取引には関わらないと言いながら、投資の広告を配信している時点で、もう筋が通っていません。
サイトの下部には、こんな実績も並んでいました。
審査済み教育機関340以上、利用者12,500人以上、コース修了率92%、対応国28か国。
具体的な教育機関の名前や、利用者の実名は一つも書かれていませんでした。
気になったのは、それだけではありません。
Shift Levora SysとFertinexは同じ運営元なのか
ここまで調べてきて、ある一致に気づきました。
Shift Levora Sysの公式サイトに書かれていた電話番号は「+0989 7876 9865 9」でした。
これは、前回Fertinexの公式サイトに書かれていた電話番号と、1桁も違わずまったく同じでした。
前回確認した際、この広告は国・地域ごとに違う商材名を自動で割り当てる仕組みを持っていることがわかっていました。

今回のShift Levora Sysも、この仕組みの延長線上で新しく割り当てられた名前だと考えられます。
宮崎 電話番号まで完全に一致しているとなると、偶然とは考えにくいです。
実績表示の数字(340以上、12,500以上、92%、28か国)も、前回Fertinexのサイトで見た数字と一つも変わっていませんでした。
サイト全体のデザイン、免責文の言い回しもほぼ同一です。
名前や見た目を変えているだけで、中身は前回とまったく同じ運営元だと私は判断しています。
こうした広告テンプレートを使い回している業者がいるとしても、少なくともこの広告が使い回しであることは、私が自分の目で確認した事実です。
Shift Levora Sys登録後はFxVergeへ誘導される
前回のFertinexでは、登録フォームの先が空白になっていて中を確認できませんでした。
今回のShift Levora Sysでは、フォームの下に「登録後、近くのトップブローカーとあなたを繋ぎます」という一文がありました。
その誘導先が、FxVergeという海外の取引サイトでした。
FxVergeのサイトにもアクセスを試みましたが、何度確認してもページを開くこと自体ができませんでした。

まともに情報を見せる気がないサイトなんだ、というのが正直な感想です。
運営会社も、金融ライセンスも、どこの国の規制を受けているのかも、一切確認できませんでした。
インターネットで検索しても、FxVergeについての口コミや評判、会社情報は一件も見つかりませんでした。
宮崎 実在する取引サイトであれば、少しくらいは情報が出てくるはずです。
それが一件もないのは、かなり不自然です。
Shift Levora Sysという入口を通ることで、実態を確認しようのない海外サイトに個人情報とお金を渡すことになる、という構造でした。
Shift Levora Sysの料金と登録の流れ
登録の手順は、前回のFertinexとまったく同じでした。
広告には「氏名・メールアドレス・電話番号を入力したあと」に続けて、こう書かれていました。
「本人確認のため、個人コンサルタントから電話があります」。
必ず電話に出てください、という指示まで添えられていました。
前回Fertinex調査時に確認した、登録手順と警告文の画面がこちらです。

電話をかけてくる相手が何者かは、どちらの広告にも書かれていません。
その次のステップで、最低40,000円の入金が案内される形になっています。
相手の会社名も名乗らないまま電話をかけてくる時点で、正体を確かめようがありません。
前回、堀江貴文役が警察に連行される演出の直前にも、こんな一言がありました。

宮崎 名前が変わっても、お金を求める手順は寸分違わず同じでした。
「今日だけ」「あと少し」という言葉に背中を押されそうになったら、一度その場で手を止めてください。
Shift Levora Sysの口コミ・評判は?
やっぱり口コミは気になりますよね。
私のLINEには、Shift Levora Sysという名前を見て「前にもこの広告を見たことがある気がするけど、名前が違う」という相談がすでに届いています。
「堀江さんが逮捕された」っていう広告、前にも見た気がするんですけど、名前が違うだけで同じものですか?
LINE相談者さんより
同じ広告だと思います、というのが今の私の答えです。
広告には堀江貴文・植田和男に加えて、孫正義まで登場します。

対談の途中で電話出演し、この自動売買を6か月使っていると証言する、という筋書きも前回の対談内容から一言一句変わっていませんでした。
孫正義がこうした証言をした事実は確認できませんでした。
宮崎 証言する人物まで使い回しているので、良い口コミというより「同じ広告の再放送」という感想しかありません。
広告にはさらに「佐藤裕太」という利用者の証言も、前回の広告からそのまま流用されていました。

40,000円が30日で127万5,000円になった、という体験談です。

日本銀行のロゴまで使われていましたが、日本銀行が個人の取引明細をこの形式で発行することはありません。
写真や証言、金額まで前回とまったく同じものが使い回されている時点で、この体験談を信じる根拠はありません。
良い口コミと呼べるものは、前回同様に一つも見つかりませんでした。
Shift Levora Sysの運営会社を調査
最後に、お金を預ける相手がどこの誰なのかを、あらためて調べました。
Shift Levora Sysの公式サイトにも、誘導先のFxVergeにも、運営会社名も特定商取引法の表記も見当たりませんでした。
会社名も、代表者も、住所も、電話番号らしい電話番号もない。
唯一書かれていた「+0989 7876 9865 9」という番号も、前回Fertinexのサイトと共通のものでした。
金融庁は、著名人になりすましたSNS上の広告を通じた投資勧誘について、繰り返し注意を呼びかけています。
偽アカウントや偽広告は公式サイトの写真を無断で使い、本人を名乗ることがあるとされています。

宮崎 会社名すら名乗らない相手に、大切なお金を預ける理由はどこにもありません。
同じ手口の広告は、これまでにいくつも見てきました。
名前を変えるだけで規制の目をすり抜けようとしているのだとしたら、なおさら話を先に進める価値はないと私は判断しています。
Shift Levora Sysは危険|まとめ
Shift Levora Sysは、私が以前調べたFertinexと同じ運営元による、名前だけの作り直しでした。
堀江貴文・植田和男・孫正義の証言も、確認できる事実はありませんでした。
登録後はFxVergeという実態不明の海外サイトへ誘導され、運営会社も特定商取引法の表記もない。

Shift Levora Sysには、名前や電話番号を含めて、何も入力しないでください。
すでに電話を受けてしまった方、40,000円を振り込もうとしている方は、今すぐLINEで教えてください。
「Shift Levora Sysから電話が来た」「もう入金しようとしている」その一言だけで大丈夫です。
まだ広告を見ただけの方は、それが一番安全な立ち位置です。
同じ広告は、これからも名前を変えて出てきます。
広告の中の名前ではなく、運営会社を名乗っているかどうかで見てください。
気になる広告が他にもあれば、Shift Levora Sysと一緒にその内容も聞かせてください。
宮崎 こっからですよ🔥
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